JUSCPAは、日本における米国公認会計士のソサイエティです。

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【オンライン開催 JUSCPAフォーラム:6/12】本セミナーは合計でCPE3単位が付与されます。

新着情報

以下の内容にて、オンラインセミナーを開催いたします。
ぜひご参加ください。

セミナーのお申込みはこちら

■ セミナー日時

2021年6月12日(土) 13:00〜15:40
※15時50分より、2021年度年次会員総会を開催いたします。

 

■ セミナスケジュール

【第一部】
13:00-14:15
黄春梅氏:「インパクト投資の最前線」
休憩 10分間の休憩
【第二部】
14:25-15:40
藤井範彰氏:「日本企業の経営を支える内部監査とリスク管理の仕組み作り-理論と実務で解き明かす社内のリスク管理と企業監査のあり方-」

 

 

■ セミナー概要

(1)黄春梅氏

経済的な「リスク」と「リターン」といった従来の投資判断軸に加え、「インパクト」(企業が事業を通じて社会や環境にもたらす良い変化や効果)を3つ目の軸として取り入れた「インパクト投資」は、ESG投資の先にある投資行動(”Beyond ESG”)とも言われており、「持続可能な開発目標(SDGs)」の達成に向けても重要な役割を担うと期待されています。

インパクト投資は、近年世界的に急拡大し、海外ではすでに70兆円を超える市場規模(GIINによる2020年調査)に達しており、日本においては、GSG国内諮問委員会が実施したアンケート調査で確認された2020年度のインパクト投資残高は5,126億円であり、前年比61%の成長となります。

本セミナーでは、インパクト投資の定義から入り、国内外の最新の動向、インパクト測定・マネジメント(IMM)の手法、そしてインパクト投資ファンドの事例を取り上げながら、資本主義の新潮流となる「インパクト投資」への理解を深めていきます。
実際に邦銀系初のインパクト投資ファンドを創設した講師の立場から、具体的なストラクチャー、従来の投融資との違い、インパクト評価・マネジメントの実施による投資先の変化など、誕生までの裏話も交えながら、実務家ならではの話等をいたします。

 

(2)藤井範彰氏

 企業におけるリスクマネジメントや内部監査は、本来経営に貢献する重要な機能ですが、その割には、その仕組みや体制構築についての企業の管理者の関心はあまり高くないようにも見受けられます。これは欧米からの輸入概念であるリスクや監査に関する機能の解説が抽象論に止まりがちで、足下の日本の業務慣行や企業の風土や文化への適合性を踏まえた研究や議論が意外と少ないことに一因があると考えられます。最近問題とされる新型コロナウイルスへの対策にしても、企業ごとにビジネスへの影響は異なりますから、世間や他社の動向とは別に、自らのリスク環境の変化を素早く察知して独自の対策を講じるリスクマネジメントの対応が肝要です。また日本で報道される会計不祥事についても、その根本原因が企業のガバナンスや企業の文化・風土のあり方に根ざす統制環境にあると見られても、その対応については会計とは専門性が異なることもあって、まともに議論がなされず、また、業務上の偽装事件に関しても、不正というよりはリスク管理の不備に起因する例が見られるにもかわらず、そうした経営管理の本質は深掘りされず、結果としての法令順守の問題だけが強調されがちです。企業の経営層に必要なことは、経営を支えるリスク管理機能の本質を理解し、これらを経営管理の一貫として使いこなすことでしょう。
本セミナーでは、欧米企業とは異なる日本企業の経営管理の参考として、不祥事対応に限らずに経営に貢献する社内のリスク管理体制や企業監査のあり方についていくつかのポイントを解説いたします。

 

 

■ 講師紹介

◆ 黄春梅/Chunmei Huang (ほぁん ちゅんめい)氏

新生企業投資株式会社 シニアディレクター
新生インパクト投資株式会社 代表取締役
 
2005年より新生銀行にて一貫して自己勘定投資業務に従事。ベンチャー投資、バイアウト投資、ファンド投資などを担当、ファンド投資委員会委員、上場企業を含む複数の投資先及びファンド運用会社の取締役や監査役を歴任。
2017年より新生銀行グループにて、邦銀系初のインパクト投資ファンド「子育て支援ファンド」および2号ファンド「はたらくFUND」を創設。
GSG国内諮問委員会委員、神奈川県「SDGs評価モデル検討委員会」委員、多摩大学社会的投資研究所客員研究員等も兼任。
上海財経大学経済学部卒、神戸大学経営学研究科修士号。米国公認会計士、CFA協会認定証券アナリスト、日本評価学会認定評価士。
日経WOMAN「ウーマン・オブ・ザ・イヤー2019」受賞。

 

◆ 藤井範彰氏

公認会計士,公認内部監査人,米国公認会計士(inactive),藤井範彰公認会計士事務所代表

<略歴>
30余年の監査法人勤務の内、約20年は会計監査に従事しつつ、E&Yより移ったアンダーセンでは米国式監査アプローチの日本での研修・普及活動や公認会計士協会本部の委員会活動(国際委員会副委員長、会計制度委員会副委員長、監査基準委員会委員他)にも専念。続く10余年は、内部監査、内部統制、リスクマネジメント、不正調査に特化し、アンダーセン消滅時には朝日監査法人代表社員を辞してPwC(中央青山監査法人)に移り代表社員も務めた後、J-SOXの制度化を前に招聘に応じて復帰した新日本監査法人(E&Y)で内部統制支援本部統括部長、ビジネスリスクサービス部長、FIDS(不正対策・係争サポート)部長等を歴任。2012年、シニアパートナーを早期退任し、ボルボ・グループで日本の内部監査統括を務め、同グループ会社UDトラックス㈱の監査役を7年間務めた後、現在は、内部監査や不正対応・ガバナンス関連の講演や研修・執筆・アドバイザリー業務に従事。

<主著>
・「内部監査のプロが書く監査報告書の指摘事項と改善提案」同文舘出版 2016年11月
  (2017年度 日本内部監査協会青木賞受賞)、同書 第2版、2019年9月出版
・「経営者と会社を動かす内部監査の課題解決法20」 税務経理協会2012年3月
・「内部統制の実務Q&A」( 編著) 新日本監査法人編、東洋経済新報社 2007年
・「会社法実務ガイド1.機関設計・内部統制」(共著) 新日本監査法人編、中央経済社 2006年
・「図解リスクマネジメント」( 編著)アンダーセン/朝日監査法人、東洋経済新報社、 2001年
・「新版英文財務諸表の実務」(共著) 朝日監査法人(アーサーアンダーセン)編、中央経済社 1996年
・「国際会計基準ガイドブック」(編著,監修者主幹)朝日監査法人(アーサーアンダーセン)編,中央経済社1994年

<最近の論文 (日本内部監査協会「月刊監査研究」掲載分)>
・「経営に資する内部監査のリスク対応 ~理論と実務で解き明かすリスクベースの監査対応」2020年7月号
・「内部監査のアシュアランスの本質論 ~ゼロベースで考える内部監査の監査意見の書き方」2018年7月号
・「内部監査報告書の本質論と実務対応 ~監査の指摘事項と改善提案をめぐる問題」 2017年5月号
・「海外監査の検討課題 ~成熟度レベルに応じた問題認識と対応」 2013年11月号
・「リスクマネジメントに対する内部監査の対応 ~最適化シナリオに向けて」 2012年3月号
・「日本版SOX適用年度の評価体制に向けて」 2008年1月号
・「内部監査見直しのためのミッションとアプローチの整理」 2005年12月号 

 

 

■ セミナーについて

● CPEについて

1講義につき1.5単位(セミナー終了後、Eメールで送付します)

● セミナー形式

オンライン開催 (Zoom使用)
※申込者には後日ZoomのURLをご案内いたします。

● 申込期限

2021年6月8日(火) 17:00迄

● セミナー受講料

JUSCPA会員*(CPE単位証明書発行有り**) : 一律2,000円
JUSCPA会員*(CPE単位証明書発行無し) : 無料
提携団体会員***(CPE単位証明書発行有り**) :一律2,000円
提携団体会員***(CPE単位証明書発行無し) :一律1,000円
一般(CPE単位証明書発行無し) : 一律4,000円 

*-JUSCPA会員の紹介で入会を検討されている方は会員と同額
**-CPE単位証明書を発行を受けるためには、セミナー終了後のアンケートへの回答が必要です。
***-提携団体会員の方は、団体名を備考欄に記載ください。

キャンセルポリシー
前日までにキャンセルのご連絡があった場合には全額返金いたします。

● お支払い方法

下記銀行口座に2021年6月8日(火)までにお振り込み下さい。

三菱UFJ銀行 神楽坂支店 普通預金 0476933
(口座名義)イツパンシヤダンホウジンジヤパンソサイエテイオブユ-エスシ-ピ-エ-

● 資料について

PDFにした資料を事前にメールで送付します。

■ セミナー申込み

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